10月16

手付金と申込証拠金の違い

売買契約にて、手付金や申込証拠金が要求されることがある。

手付とは、法律上の性質「契約締結の証として交付されるもの」
代金の一部支払いでもある。

契約締結の証なので、手付が交付された時点で、契約は成立している。(証約手付)

民法では、買主から交付された鉄家は原則として解約手付の性質を持つ。
ということは、
住宅の引き渡し完了、かつ、代金の全額が支払われるまでは、買い主は交付した手付を放棄することで契約を解除できる。
売り主からの解約は、受け取った手付金に同額を加えた額を返還することで契約解除できる。

この場合、手付の額以外に、損害賠償請求することはできない。

申込証拠金は、法律の規定はない。
しかし、「申し込んだ証拠」として買い主が売り主に交付する金銭ということになる。
契約確保などのために交付される金銭等。
申込証拠金が交付された時点では、契約が成立していない。
原則として、申し込みを撤回すれば返してもらえる。

この点が、手付と申込証拠金の違いになる。

申し込みに対して承諾があれば契約成立となる。
売り主から業者に義務付けられている重要事項説明がなければ契約成立にはならない。
申し込みのみの段階であれば、申し込みの撤回は原則として自由にできる。

申込証拠金を交付した後で買い主が申し込みを止めるとした場合、申込証拠金を解約手付ととらえて返還を拒絶する業者がある。
しかし、特約がなければ返還拒絶には問題がある。

国土交通省の通達では
「申込証拠金の額が申し込みにかかる事務処理に通常必要とされる額を大幅に上回って授受されたとき、その全部の没収は著しく不当な行為に当たる。」
としている。

そうなったら、都道府県、市町村に設置されている相談窓口へ連絡してみましょう。
住まいの相談窓口

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